コラム

2025.12.6 アートメイク 知識

冬の乾燥・血色不足が気になる20〜40代へ。寒い季節に考えたいアートメイクとの付き合い方

気温が下がってくると、「なんだか顔色がさみしく見える」「同じメイクをしているのに、夏より疲れて見える」と感じることはありませんか。空気の乾燥や血行の変化、マフラーやハイネックで顔まわりが暗く見えやすいことなどが重なり、冬は季節的に「血色不足」が目立ちやすくなります。

結論から言うと、冬特有のコンディションをゼロにすることはできませんが、眉・目元・リップのベースをアートメイクで整えておくことで、「寒い季節でも大きく崩れにくい土台」をつくることはできます。この記事では、冬ならではの見え方とアートメイクの付き合い方、そのときの注意点をまとめました。

冬になると「顔色が悪く見える」と感じやすい理由

冬は空気が乾燥しやすく、血行も滞りやすくなるため、肌のツヤや血色が夏に比べて弱く見えることがあります。さらに、コートやマフラー、タートルネックなど首元のボリュームが増えることで、顔の面積が相対的に小さく見え、眉や目元・リップが「顔全体の印象」を支える割合が大きくなります。

マスクをする場面が続くと、なおさら目元と眉、ちらっと見えるリップの色味が印象を左右しやすくなります。「顔色が悪く見える」と感じやすい冬は、逆に言えば「ベースを整えるだけで印象が変わりやすい季節」ともいえます。

寒い季節に気になるポイントと、アートメイクでできること

冬に鏡を見たとき、「ここが気になる」と挙がりやすいのは主に眉まわりと目元・リップです。

冬の眉まわり

乾燥で肌が白っぽく見えやすい時期は、細く心許ない眉だと顔立ちまでさみしく感じられることがあります。アートメイクで「太くする」のではなく、足りない部分を自然に補っておくことで、すっぴんでも顔のフレームがぼやけにくくなります。

冬の目元・リップ（血色感）

マスクやマフラーで顔の下半分が隠れると、目元の印象に頼る割合が増えます。まつ毛の間を埋めるようなアイラインのアートメイクは、強いメイク感を出さずに、目元をくっきり見せたい方に向いています。また、リップのアートメイクは、「口紅を塗っている感じ」ではなく、「素の唇の血色が少し良く見える」状態を目指す施術です。

冬の「なんとなく青白く見える」「疲れて見える」といった悩みを、ほんのり補うイメージで検討する方もいます。寒い季節に気になりやすいポイントを、表にまとめると次のようなイメージです。

冬にアートメイクを検討するメリットと注意点

冬に検討するメリット

冬は夏に比べて強い日差しを浴びる機会が少なく、屋外でのレジャーも落ち着きやすい季節です。そのため、「直射日光を避ける」「汗をかきすぎない」といった施術後の基本的な注意が守りやすい方も多く、スケジュール的に検討しやすいタイミングと言えます。

また、年末年始や長期休みを利用して、赤みや色の濃さが気になりやすい時期を自宅でゆっくり過ごす、という計画が立てやすいのもメリットです。

冬ならではの注意点

一方で、冬は肌の乾燥や敏感さが増しやすい時期でもあります。施術前から肌が荒れている場合や、乾燥によるかゆみ・赤みが強い場合は、まず皮膚の状態を整えることを優先したほうがよいケースもあります。また、風邪や体調不良が続いているときは、施術の負担が大きく感じられることもあるため、無理をしないことが大切です。

「冬だから必ず向いている」と考えるのではなく、自分の肌と体調を踏まえて、医師や看護師と相談しながらタイミングを決めていきましょう。

「若作り」ではなく「今の顔立ちに合うバランス」